2018年4月10日火曜日

vs Rock Balancing 石花ちとく さん

もう随分前、2014年の展覧会の後くらいでしたか、、新聞で石花さんの記事を目にし、すぐに切り抜き、いつかご一緒したいと思っていました。
昨夏の展覧会が決まってからようやくお声をかけました。
石や、重力と対話をしながら微調整の末にふっと静止する瞬間がおとずれる。
点で接地している感じはスリリングであると同時に
地球の真ん中とつながるかのような強くてピュアな垂直線がみえる気がします。


また、石の個数や高さ、奇抜な形を競うのではなく
“石を立てる行為” そのものを大切にしている、
というところにも大変感心しました。

以下、ちとくさんへのプチインタビュー
=今回の企画”立ちたさvsロックバランシング”について=

夏にみていただいた展示、立ちたさ_の感想、印象は?

⇒「立つ」というシンプルな行為が、理屈や言葉ではなく、もの言わぬ身体の感覚と重力が為せるものだと明確になりました。
 「身体表現」についいても、いろいろ考えさせられた展示でした。
 コンテンポラリ?なダンスに興味を持ち始めた理由に、ピュア・アートといいうような感覚があります。
 それは、他人や工場が介在する道具を使わない作品、自分こそ素材、というようなものです。
 ダンサーというのは、そもそも大地に直接裸で表現したいのではないか、と思う。
 そこまでピュアじゃなくとも、石花は露岩に立てるのが最も心地よいもので、作品には自分自身が投影、反映されます。素材は石、置き方だけは手が介在。
 ただし、ダンサーは動、とにかく動こうとする、石花は静、とにかく止めよう止まろうとする。そこは真逆。
 そして「立ちたさ」は、そのちょうど中間に見えます。とにかく立とうとする、静→動→静という感じ。

立ちたさvsロックバランシング (伊宝田隆子vs石花ちとく)で楽しみにしていることは?

 ⇒楽しみなのはもちろん、どうなるか分からないこと(笑)
  自身が立つ、身体が立とうとすること、それに対して、石を立てる、石を立てようとすること、、、その似て非なる行為が同じ場所同じタイミングで実施されるとき、どんな干渉が働きあうのか、本人たちにも予測不能!みたいな♪

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石花、石花会、ちとくさんにつきましては
いろんなサイトで紹介されています。
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/5
http://chitoku.balancing.jp/howto
http://ishi-hana.net/