2011年7月2日土曜日

「立ちたさ」とは・・2.

寝ている状態から立ちあがって行動するというのは実に日常的な動き。
”からだの立とうとする衝動を丁寧に追っていく”というのはどういう事なのか??
なかなか説明するのはむずかしいのですが、
まず言えるのは、”意識的にからだを動かす”のではないという事。
うごきが起こってきたら少し後から意識がそこにむかっていき、傍観しています。

あ、胸の辺りがうごいてきたぞ!小さくてねじれたうごきだなー 
どっちの方向に進むんだろう、、あ、そっちかーー  ん?
いつのまにか右足が動いてきた、左腕がこんなにあがってるぞ?
うーっ腰骨がピンポイントで床にあたってて痛いなー;;
んー うごきがぱたりと止まってしまった・・次はどこからおきてくるかなー?
待ってみよう。 
おっ!気持ちいい風が吹いてきたぞ? 

たとえば実況するとこんな感じです。

もちろん、毎回毎回立ち方は変わります。
その時その場のこの身体からしか出てこない、たった1つの立ち方 であるという事。
まさにライヴ!!なのです。

2011年6月27日月曜日

ヴォイスオペラ

パフォーマンスイベント(7月23日)ヴォイスオペラの出演者、決定しました!!
ほいの、檜山ゆうこ、鈴木美紀子、加藤チャーリー千晴、
兼盛雅幸、天鼓 & わたくしの「立ちたさ」の行為
となりました。

先日、メンバーのうち3人と天鼓さんとで会場となる画廊スペースを
下見して頂きました。
メンバーはみんな即興ヴォイスの経験のある方達なのですが、
今回、初対面、初参加となる人がほとんど。
下見後、居酒屋さんの店先に椅子とテーブルを出して頂き、
皆でビールを飲みましたが、周りのビルに響き渡るほどのおおさわぎに!! 
楽しみです。

ヴォイスオペラというのは即興ヴォイスのアーティストである天鼓(tenko)さんが
発案した実験的な舞台用の即興作品で、
2010年(3月29,30,31日)青山円形劇場でのヴォイスフェスティバル「Neo Voice」
2日目、オープニングアクトで初演。
伊宝田は役を与えられ、カツラをかぶり衣装をつけて立つ行為を行う事で参加。
役であり、また、舞台美術のようにも見える、、このわたくしがじわじわと立っていく
空間的な変化のなかで、いろんな声やからだの動きか行き交う不思議な時間でした。
周りからの評判もよく、わたくし自身も大変手応えのある経験だったため、
是非ともより充実、発展させたものを!!と思い、今回、天鼓さんにお願いしました。

画廊のL字の空間でどんなことが起こるのか・・ どうぞお楽しみに。