2017年7月6日木曜日

コスチュームについて




Barnett Newmanと対峙するにあたり、立った時に線みたいになりたい。
とリクエストしました。

今回コスチュームを作っていただいた金田さん(undaily gate)は以前公演をプロデュースしていただいた“あけみママ”こと、たかぎまゆさんの衣装を作っていらっしゃるかたで
最初にお見かけしたのはその公演のチラシ折り込みに行ったサラヴァ東京の上のギャラリーでした。
そこでは金田さんが手がけてこられたコンテンポラリーダンス衣装の展覧会が始まろうとしていて、設営の進行をみながらギリギリまでミシンを踏む金田さんがいらっしゃいました。
直感で感覚があう方だなと思いました。

今回お願いするのに自分の資料やNewman, Cathedraの資料もたくさん持っていきおはなししましたが、Newmanにも大変興味をもっていただきました。

襟を正して恩師に会いに行く気持ちです。
では、やはりスーツか?2ピース、3ピース?それか袴にする?
背中をあける? あまり大きく開けるとバニーちゃんみたい??
スケッチを描いては消し、話してまた描いてみて、また少し消して…
こちらの要望を出し、いろいろな材料の特性について専門的なお話を聞いたりと
ぽんぽんとやりとりが進みました。
日暮里に一緒に出掛け、生地を買いました。
発色の良いウールです。冬なので寒すぎず、でもからだにまとわりにくく。
美術館の照明は?あらゆる方向から考慮され決まっていくのですね。
そして、いろいろな工夫がされています。

展覧会が開くと、たいへん好評を頂いております。
襟の裏などブルーが見え隠れする感じがにくい!とか☆
某所で行った試着時の写真です。


2017年7月4日火曜日

オランダ大使館のFace Bookページに載せていただきました。



オランダ大使館(在日オランダ王国大使館)の中に 広報・政治・文化部
というところがあって、展覧会のお知らせをしてみたところ、
フェイスブックページに載せていただけました!! 感謝!!

今回、ご協力いただいた
Stedelijk Museum Amsterdam アムステルダム市立美術館について、
どのようにオファーしたのか、よく許可してくれたね、など
質問や驚きの感想をいただいております。
確かに。
簡単ではありませんでしたし、美術館職員Ruttenさんによると、
なかなか…実際にとても特別な事だったようです。

開館前の時間、非公開でのパフォーマンスでしたが、遠く極東アジアからやってきた、わけのわからないわたくしのようなアーティストの作品作りにご協力頂けるとは!!
アートやアーティストに対するひらかれ方がすばらしいのですね。
だからこそ、ヨーロッパの中でも最も充実しているとも言われる所蔵と企画の美術館になり得ているのだと思います。

今回の作品、Cathedra のことについて調べるうち、
購入時の状況や当時の館長さんEdy de wildeエディ デ ヴェルデさんの購入ポリシー、資金集めの奮闘っぷり、作品修復に関する姿勢などを読みました。それだけでも現在の美術館が形作られる様子そのものに読めました。

また、現在では豪華クルーズ船の運行をしている“ホーランドアメリカンライン”という民間の船会社が当時アメリカの美術を輸送するのに協力、助成をおこなっていたということもわかりました。
ゆえに多くのアメリカの美術がヨーロッパに渡るその入り口にオランダがなり得ていたようです。

そんなことをまとめた資料やRuttenさんへのインタビューも展示しています。
7/8(土)まで12時〜19時 最終日は17時まで
ぜひおこしください。