2014年6月14日土曜日

竹田さん、爆音も よろしくお願いします。

2011年の「立ちたさ_」展ではギャラリー閉廊後の夜の時間、展示を行っているギャラリー空間にてパフォーマンスを4回ほどしました。
この「立ちたさ」の行為はもともと見せる為にやっておらず自分が絵画に向かうための極めてプライベートなことでした。 でも、”パフォーマンスとしてみてみたい!”というご要望をたくさんいただきましたので、ではでは展覧会中にやってみましょ と企画に至った次第です。
お相手として、真っ先にオファーをしたのが首くくり拷象さんと竹田賢一さんでした。
お二人とも、自分なんかが声をかけられるような方ではないと思っておりましたが、ダメもとでオファー。お二人ともご自身の体調やご家族の看病等で大変な時でいらしたと後からわかりました。
それにもかかわらず、お越し頂きご一緒できたことは本当にこの上なく光栄なことで、感謝の気持ちしかありません。 もちろん、その時の感覚ははっきりとおぼえており、身体の中の記憶としても残っております。

 さて、昨年、竹田さんが著作集、「地表に蠢く音楽ども」をご出版されたとき、あるライヴハウスで記念イベントがありお祝いにでかけました。トークの時間の前後にバンドや即興の演奏もありましたが、そこはライヴハウスでしたのでかなり大きな音も出されていました。 
爆音なのに細かい粒子がじりじりと身体の細胞の隙間に入り込んでくる繊細な感じ。。
音、音楽に身を預けるとはこのことか?? 不思議な体験でした。

その時、むむ??
2011年に画廊でご一緒したときは、周辺に住宅があったり、設備的にも音をならす為の空間ではなかったので、大きな音はご遠慮いただいたかも…??
 この爆音も鳴る中で立つってどんなだろう??   欲が出てきてしまいました。

今回、パフォーマンスを公演として独立させたのも、より精度の高いホール空間で思いっきり音を出したり踊ったりしていただこう!という思いからです。

微小な音から爆音まで。立てるかな?  みなさま、ぜひ目撃者になってください☆

 


2014年6月12日木曜日

岩下徹さんと竹田賢一さん

”すっすごい!これは岩下さんに知らせたい!!大正琴の即興のすごいヒトがいる…!”
初めて竹田さんの演奏を聴いた時にすぐにそう思ったのをはっきりとおぼえています。
渋谷のライヴハウス、ヴォイスのアーティスト、天鼓さんのライヴでもう一人ドラムの方と3人のセットでした。

その頃、岩下さんは巻上公一さんや大友良英さん、板橋文夫さん、伊藤キムさんなどなど、即興コラボのパフォーマンス公演をたくさんなさっていて、
わたくしもワークショップとともによく脚を運んでいました。
 そして、何かの打上げの席で岩下さんにお話ししました。 もうずいぶん前の事です。

いつかお二人で”即興”をやってほしい… ずっとずっと思っていました。。

この「立ちたさ」の行為は、岩下さんのダンスワークショップのエクササイズのひとつ
”できるだけ小さな動きで立つ-はじめて立った人のように-” を体験したことをヒントにはじまりました。
このからだ、体重や重力、環境との格闘の末に足の裏というたった1点で垂直状態になれた時、きっとこの先に平面、垂直状態のみにある’絵画’があるのではないか?
そう降りてきたことが活動のきっかけです。

今回の「立ちたさ_」2014の企画の段階で、2011にギャラリーでおこなった音楽やダンスとのコラボパフォーマンスを独立させ、さらに精度の高いホール空間でやってみたい!と思った時に、誰にお声をかけようか?? んーーまずは  岩下さん。

身の程知らずのオファーとは100も承知です。
岩下さんファンのみなさまごめんなさい。 そしてこの機会にぜひ!竹田さんとご一緒に。
一番嬉しいのはこのわたくし?? 真剣勝負!でがんばります。

↑仮チラシ(伊宝田がデザインレイアウトしました)

2014年6月10日火曜日

魅惑の大人ディスコ…

「大人ディスコあけみ」との出会いと衝撃につきましては前回書きましたが、
実はもうひとつ、他のところでの出会いもありました。
それは、清水ミチコさんの”お楽しみ会”。

この公演は個人的に大好きで2度ほど脚をはこんでおりますが、
清水さんの宝塚男性役をまねた(??)キャラクター、寿々帆-とどろきすずほ-の
後ろで踊っている数名のダンサーさんの中に、あけみママに似た方がっ…!!

宝塚にいそうな踊りの上手いダンサー達、どころか、
寸分違わずまねる事を目的とはしていない、滑稽さ、皮肉、楽しさ、が抽出された
清水さんのモノまねの世界がそのまま空間になっているような独特な感じ。
これは分かっているひとがつくっている。つくり込まれている。
 そう感じていたところ、後でツイッターでそれが本当にあけみママで、振り付けも担当されていたことが判明。

納得!

すぐにメッセージをおくりました。

しばらくして、「立ちたさ2014」の企画をはじめた頃に前回ご一緒したシャンソン歌手のソワレさんに相談してみたところ、
「いいんじゃない!!とってもいいと思うわよ!」と
すぐにつなげてくださいました。

今回の公演で、わたくしには衣装やかぶりモノも??!!
それもあけみママの演出です。
’95年から「立ちたさ_」をやってきていますが、動きや身体、ダンス、見せ方、
どれをとっても今までに聞いた事も言われた事もないような発想ばかり。
とても新鮮!ドキドキです。

ぜひぜひ目撃!願います。

予約〜当日精算2300円 でオープンいたしました。
ご予約は takako_p@d3.dion.ne.jp  まで。
入場は前売り券お持ちの方が優先になりますが、手数料(+216円)がかからず
ちょっぴりお得です。

また、15日の「即興空間で立つ」公演後のアフタートークにあけみママもご参加頂きます。13日に来てくださった方は半券をご持参の上、18時ころ会場にお越し頂ければトークを聞きにお入り頂けます。制作過程のお話など、お聞きになりたい方はこちらにも是非ご参加ください。

あけみママのステキなお写真がたくさん見れます、HPはこちら↓

http://disco-akemi.com/





2014年6月9日月曜日

展覧会始まっております!7日には1Fでパフォーマンスも!

雨で足下の悪い中、初日から昨日8日までお越し下さった方々、ありがとうございました。 初日の夕方から、オープニングパーティ☆出品作家さんたちと友人知人達とささやかに楽しく過ごしました。当然?作家さん達が顔を合わせるのは初めて。交流していただけて良かった! 
「立ちたさ」との作品づくりも然りですが、みなさんそれぞれ個性的。 楽しいです。

写真は中野郁子さん。後ろの写真は菊地英二さんの作品です。

中野さんは古い友人。わたくしより2歳年上でティーンの時は話しかけられないくらい憧れのヒトでした。
病気をわずらいここ10年くらいまともに絵は描いていなかった…という中野さん。少し前から児童文学のテキスト表紙の絵を描くなど”絵”に復帰し始めたところでした。
 「立ちたさ」の資料にしているコマ撮りの写真をベースに27枚の絵を描いてくれました。1枚1枚ぜんぜん違う絵。ポーズからイメージされた世界観なのだろうか…?
9枚横並び3段 で展示しています。 やっぱり、全部手描きって圧巻!!