ダンスワークショップでの体験でした。
風通しの良い自由で緩んだからだになったところで、
どう動きたいのか、どんな動きがおきてくるのか、からだに耳をすます・・
そして、様々なエクササイズの中で、
この ”小さな動きで立っていく” というのを体験したとき、
ガシッと何か合点がいく、ストンと納得した気がしました。
それはきっと、”絵画を勉強してきた自分” と ”からだを動かす自分”
うすっぺらい平面なのに、そこにはものすごい世界、空間が存在する絵画。
ものすごい存在なのに、すまし顔でただ垂直状態のみで壁にかかっている。。
現実の重力とは無縁のように見える時さえあります。とてもクールに。
そんな絵画へのあこがれを持ちつつも、わたくしはいつも上手くいかない。
この現実社会においてバタバタとしていてかっこ悪いのだ。
でも、あのエクササイズを体験し、
重かったり、筋肉がきつくなったり、ねじったり、止まってしまったり、
決して美しいとは言えない変なポーズになったりしながら
まっすぐ立った状態に至り、
足の裏が接している床面からすっと自分のからだに垂直線がとおった時、
そしてそのまま静かな状態がおとずれた時、
もしかしたら絵画に近づけたかも! と感じたのでありました。