まだ今ほど資料も充実していない頃、何となく、こんな活動をして行きたい…と思い、
人に話したり、コマ撮り写真のベタ焼きを見せたりしていると、
人それぞれに、様々な解釈で感じ取っていただき、たくさんお話を返して下さいました。
リストラされたばかりの方は、
少し丸くなってしゃがみ始めているところの写真を指差し、
”ここが、今のわたし。ショックで戸惑っている自分そのもの。
でもこれから転がりモガキながらもきっと立てる時が来るだろう”と
写真のコマを指で追いながら話して下さいました。
またある人は、人生のような事を話し出しました。
地に足がついていないのに頭を出そうとしてしまったり、
また、ある時はそんな事が必要だったり。
尊敬する先輩はそのバランスがとても良くとれているんだ…
んー こんなに様々な、そして深いお話が返ってくるとは!
これは自分にも想像のつかない何かがこの活動の中にあるのかも!!!
そしてゆっくりと地味に活動が開始されていきました。
参加していた岩下徹ダンスワークショップでは、
この小さな動きで立つエクササイズにサブタイトル、言葉がけがありました。
「初めて立った人のように」 「長い旅をするように」
「木が根から水を吸って枝を伸ばし大木にいたる長い時間のように」
「ひとつの人生を生きるように」
初日を終えました。
どんな反応が生まれてくるかとても楽しみです。
ぜひお越し下さいませ。