2017年7月6日木曜日

コスチュームについて




Barnett Newmanと対峙するにあたり、立った時に線みたいになりたい。
とリクエストしました。

今回コスチュームを作っていただいた金田さん(undaily gate)は以前公演をプロデュースしていただいた“あけみママ”こと、たかぎまゆさんの衣装を作っていらっしゃるかたで
最初にお見かけしたのはその公演のチラシ折り込みに行ったサラヴァ東京の上のギャラリーでした。
そこでは金田さんが手がけてこられたコンテンポラリーダンス衣装の展覧会が始まろうとしていて、設営の進行をみながらギリギリまでミシンを踏む金田さんがいらっしゃいました。
直感で感覚があう方だなと思いました。

今回お願いするのに自分の資料やNewman, Cathedraの資料もたくさん持っていきおはなししましたが、Newmanにも大変興味をもっていただきました。

襟を正して恩師に会いに行く気持ちです。
では、やはりスーツか?2ピース、3ピース?それか袴にする?
背中をあける? あまり大きく開けるとバニーちゃんみたい??
スケッチを描いては消し、話してまた描いてみて、また少し消して…
こちらの要望を出し、いろいろな材料の特性について専門的なお話を聞いたりと
ぽんぽんとやりとりが進みました。
日暮里に一緒に出掛け、生地を買いました。
発色の良いウールです。冬なので寒すぎず、でもからだにまとわりにくく。
美術館の照明は?あらゆる方向から考慮され決まっていくのですね。
そして、いろいろな工夫がされています。

展覧会が開くと、たいへん好評を頂いております。
襟の裏などブルーが見え隠れする感じがにくい!とか☆
某所で行った試着時の写真です。